2015.05.24更新

離婚に際しては,親権者・監護権者を決定します。
一般には,親権者と監護権者は同一の人がなりますので,「親権者」といえば,親権者と監護権者双方をさしていることになります。

子の親権者の決定方法ですが,協議により決定できれば,それに従うことになります。
協議で決定できなかった場合ですが,最終的には裁判所が決定することとなります。


裁判所が決定する際にもっとも重要な要素は,離婚する際にどちらの親が子の面倒を実際に看ているのかという点かと思われます。
これは,離婚の判決の際に,実際に子の面倒を見ている一方の親から引き離して別の親に親権を認めてしまうと,子の生活環境を強制的に変えてしまう結果となり,子の養育上,好ましくないという判断が根底にあります。
もちろん,例外もあり,子の面倒を見ていなかった方が親権者となるということもあります。ただ,この場合も,子の生活環境を変えてもそれまで面倒を見ていなかった親の方に親権を認めた方が妥当であるという事情が必要になります。
となると,別居に際し,子の面倒を見ることとなった親が圧倒的に有利となることとなります。

よく,特に父親の相談者から,経済的に父親の方が安定しているので,親権は父親に認められるべきだということをお聞きします。
しかし,親権者の決定に際し,親の経済力はほとんど関係がないといっていいでしょう。
というのも,仮に父親に経済力があるのであれば,それだけ養育費を母親に支払えばいいという判断になるだけで,経済力があるからといって父親に親権を与えるべきだという判断にはつながらないためです。

 

現在の日本のでは、徐々に変化してきているとはいえ、母親が主に子育てを担っているという場合が多いと思います。
そうなりますと、母親が親権者になる可能性が圧倒的に高いというのが実情です。

投稿者: アビーム法律事務所

2015.05.24更新

親権と監護権を分離するということも全く無いことではありません。

しかし,現在,調停や訴訟において親権と監護権の分離が問題となった場合,これを認めることは殆ど無いといっていいと思います。

 

やはり,親権と監護権を分離してしまうとトラブルの元となることが多いというのが理由です。

実際に子の面倒を見ている監護権者の方針と親権者の方針が違う場合,トラブルが生じて,最終的に子の養育にも悪影響を与えてしまいます。

監護権者は,子どもをある学校に進学させたいが親権者が認めないというようなことが起きた場合,トラブルが延々と続いて,子どもの進学を結局どうするのか決まらないなどいう事態もあり得ます。

 

親権と監護権の分離が可能といわれれば,可能ですが,現実にはほとんど認められないと考えておいて間違いありません。

投稿者: アビーム法律事務所

2015.05.24更新

離婚に際して,経済力の差は,結論に影響しません。

 

お金を持っている方が親権を取れるわけではありません。

 

経済力のある方(大半は男性)が,経済力があるので,親権は自分にと主張されます。

しかし,裁判所は,このような主張に意味はないと考えているでしょう。

お金があるなら養育費を支払ってくれればいいからです。親権を持つ必然性はありません。

親権者は,子どもの養育に父・母どちらが適切かという観点からしか判断されません。

投稿者: アビーム法律事務所

2015.05.24更新

多重債務であれば,早急に破産などの準備をして,借金を整理したほうがいいでしょう。

 

ただ,きちんと弁護士に依頼するなどして借金の整理を行なっていれば,親権についてさほど心配する必要がありません。

 

借金の整理にとりかからず,返済に追われて育児がおろそかになってしまうようだと,子の養育に問題があると判断されかねませんが,きちんと整理しようとしているのであれば,問題ありません。

投稿者: アビーム法律事務所

2015.05.24更新

親権と不貞は,原則として関係ありません。

 

もちろん,不貞行為をして,家を空けることが多く,子の面倒をおろそかにしたという場合は,親権の判断に影響を与える可能性もあります。

しかし,不貞行為自体を問題として親権の決定を左右するとういことはありません。

あくまで親権は,子の養育のためにどちらの親に監護させるのが適当かという判断ですので,不貞をしたから子の監護者・親権者としてふさわしくないということにはなりませんので,親権者の決定に影響はないといえます。

 

一般には,不貞をしたようなけしからんヤツに何で親権を渡すんだ!という考えを持たれる方が多いかもしれませんが,子どもの養育のために適切な親はどちらなのかと考えると,不貞をしたかどうかより,子どもをおじいさん・おばあさん任せにせず自分で面倒を見れるかどうかや,これまでの監護の態様,監護の協力者の有無などがより重要です。

投稿者: アビーム法律事務所

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