2016.01.05更新

1 負債の取り扱い

負債であっても全ての負債が財産分与において考慮されるものではありません。

住宅ローンや投資用不動産の購入のための負債であれば、婚姻後の資産形成に関連して生じた債務といえるため、財産分与において当然その債務を考慮することになります。

 

住宅ローン以外でも婚姻生活を維持するために発生した債務も考慮します。

具体的には、生活費が足りなくなった際に借り入れた金融機関等からの借入や教育ローンなどです。

 

一方、資産の形成や婚姻生活維持に関係のない負債は、財産分与において考慮されません。

ギャンブルや浪費で作った借金は財産分与の際には考慮しないことになります。

ただ、ギャンブル等で作ったと証明できなければなりませんので、証明に失敗すれば、財産分与の基礎にされてしまします。

 

2 具体的な計算方法

 夫 資産 3000万円

   負債 1000万円

 妻 資産 1000万円

   負債 200万円

 

上記事例で考えています。

夫の資産・負債の合計は、2000万円です。

妻の資産・負債の合計は、800万円です。

両者を足すと2800万円になります。

これを折半して、1400万円ずつが、双方の取り分となります。

そして、夫は2000万円の資産をもっていますから、1400万円より600万円分多いので、600万円を妻に渡すことになります。

これで、双方1400万円ずつを取得したことになります。

実際には、資産が全部現金や預貯金であるというわけではありません。そのため、不動産などがある場合は、分配に際し、調整が必要となってきます。

 

以上が、基本的な考え方になります。

投稿者: アビーム法律事務所

最近のブログ記事

entryの検索

月別ブログ記事一覧

受付時間9:00~18:00 044-200-9966
24時間受付 お問い合わせはこちら
foot_info_btn01_sp.png
24時間受付 お問い合わせはこちら