2018.10.04更新

寄与分というのは、被相続人の財産の維持や増加に特別の寄与をした相続人に優先的に寄与相当額の財産を取得させることによって、共同相続人間の実質的な衡平を図ることを目的とした制度です。

 

寄与分の種類には、下記のようなものがあります。

 

1 家事従事型

  これは、被相続人の事業に関する労務の提供という意味です。

  家業である農業や漁業、小売業などを手伝った場合の類型になります。

 

2 金銭等出資型

  これは子どもが親に金銭的な援助をしたというような場合です。親の事業に関し援助をしたことが必要です。

 

3 療養看護型

  相続人が被相続人に対する療養看護をしていたというような場合です。

  これが一般には一番問題になるかと思います。

 

4 扶養型

  相続人が被相続人を扶養したことにより、被相続人の支出が減ったというような場合です。

  これは、一応、類型として一般にあげられているのですが、ほとんど認められることはないと考えられています。

 

5 財産管理型

  被相続人の財産を管理したりして、被相続人がその費用の支出を免れるなどし、財産の維持管理に寄与した場合の類型です。

 

この類型は、非常に影響力のある本でこのように類型化して記載がなされたたため、一般にこのように分類されることになりました。

ただ、実際には、寄与分に関する民法の条文には、1から3のことしか書いてありません。

そのため、実務上は、4と5はほとんど認められないと考えられていますし、実際にそうです。

 

寄与分は、要件が厳しく、なかなか認められないのですが、要件等については別のページでご説明します。

 

投稿者: アビーム法律事務所

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