2015.01.01更新

財産分与を相手方に求めたいが、預貯金を相手がいくら持っているのかわからないということがよくあります。

その場合、どのように調査すればよいでしょうか。

 

妻が夫の預貯金額を知りたいという場合を前提にご説明します。

 

妻が、夫の預貯金がある銀行の支店に行き、夫の口座の履歴をほしいとお願いをしても、銀行は、守秘義務を盾にこれに応じてくれません。

 

そのため、妻が夫の預貯金額を知りたい場合、調停(審判)または訴訟手続の中で、裁判所を通じた手続をとって、預貯金額を把握する必要があります。

 

まず、ひとつの方法として文書送付嘱託という制度があります。

これは、裁判所から通帳の履歴を任意に提出するよう要請する手続です。

銀行によっては、任意の提出を求められているに過ぎないので、開示を拒否する場合があります。

 

その場合、文書提出命令の申立というものを裁判所に行い、履歴の開示を銀行に求めます。

文書提出命令の場合、一般的には、銀行に履歴の開示義務があると解されていますので、開示がなされることになります。

 

なお、注意点として、銀行の支店名まで分かっていなければこの手続はとれません。

ゆうちょ銀行の場合は、支店名までの把握は不要ですが、銀行等の場合は、支店名を特定する必要があります。

そのため、支店名も分からないとなると、この方法では、開示を求めることができないことになります。

投稿者: アビーム法律事務所

受付時間9:00~18:00 044-200-9966
24時間受付 お問い合わせはこちら
foot_info_btn01_sp.png
24時間受付 お問い合わせはこちら